スイートピー農家の農作業日誌

淡路島のスイートピー農家の農作業日誌です

潅水の基本

植物が水を吸う仕組みは、ストローで吸ったり、コップでゴクゴク飲むイメージだと思います。
葉っぱから蒸散すると、細胞の中は水が不足して負圧になります。
一方、根の先端から浸透した水分は、浸透圧で負圧の上部の細胞に移動して、次々に満たされて行きます。
 マイナスとプラスの圧力差で移動するので、圧力には凄く敏感です。
圧力は潮の干満で生まれて、潮の動かない小潮長潮若潮には吸水しないのです。
潮の動かない時に潅水すると、水分過多になって、花や蕾が落ちたり、老化したりします。
(根が短いとか、横に広がる植物は、それ程影響は無いです)
基本的には、大潮・中潮の時だけ潅水します。
時には次の大潮迄20日以上空く月も有りますが、萎れたりする事は絶対に有りません。