スイートピー農家の農作業日誌

淡路島のスイートピー農家の農作業日誌です

濃度障害

退職後、キンセンカを栽培している知人が温室に入って来ました。
私より2歳年上ですが、見た目が若いのです。
いろいろ話をしていると、年金が有るので、アクセクしていなくて、イヤになったら仕事を切り上げて帰ってしまうんだと言っていました。
 ストレス無く働いているので、若くいられるのだろうと感じました。
今年、キンセンカの種を蒔いて、覆土にバーク堆肥を被せたそうです。
そうしたら芽が出ず、焦ったそうで、慌てて蒔き直して、今度は畑の土を覆土したら、普通に発芽したそうです。
彼が言うのに、バーク堆肥が黒いので(外国産の樹皮を原料にしているので黒い)温度が上がって発芽しなかったと言います。
それは勘違いで、バーク堆肥には分解を早める為に液肥を掛けて有ります。
その為、成分表に書かれている以上に窒素が含まれていて、濃度障害で発芽しないのです。
肥料濃度と、浸透圧の関係を説明したら理解してくれました。