スイートピー農家の農作業日誌

淡路島のスイートピー農家の農作業日誌です

赤いスイートピー

松田聖子赤いスイートピー」リリースされたのが1982年、今から40年前になります。
実はこの時はまだ「赤」いスイートピーは無かったのです。
作詞者は、頭の中で「赤い」スイートピーをイメージされたのでしょうね。
私が就農して(20年前)すぐに、サカタのタネさんから「セレモニースカーレット」という赤の品種が発売されて、私もすぐに飛びついて3年程栽培しました。
樹勢も旺盛、花も大輪で作り易い品種でしたが、致命的な欠点が有りました。
それは、延命剤に含まれる銀イオンに反応して、花弁に黒い染みが出来るのです。
延命剤に浸けて一晩経つと、まるで枯れたように真っ黒な染みが出るので、売り物にならなくて、栽培途中で引き抜きました。
その後、10年ほど赤は作っていなかったのですが、たまたまネットで「ジミー」の種が2袋だけ売っていたので、試験的に植えてみました。
その種から変異の赤が生えて来て、今年からそちらを本格的に栽培しています。