育種

今年から県農業技術センターで、スイートピーの育種に取り組まれるそうです。

兵庫県独自のオリジナル品種を作ろうという取り組みです。

協力をお願いされましたので、微力ながらお手伝いできればと思っています。

 育種について、いろんな考え方が有りますが、生産者が栽培して販売する事が大前提ですので、兎に角「売れ筋」を作る事が大事と思います。

いくら品評会で金賞を取っても、生花市場で買参人（主に花屋）が買ってくれなきゃ意味が無いのです。

「売れ筋」となると、ピンクとラベンダーになります。

この二つは、市場への入荷量が増えても値下がりせず、物日前には高値が付きます。

特にピンクは、兵庫県にはマッカーサーという人気品種が有ったのですが、次第に誰も作らなくなって、今では絶滅危惧種になりました。

このマッカーサー色で、ボリュームの有る品種を作れば、必ず売れます。

勘違いするのが、他産地にも無いような飛んでもない色の花を作れば売れるかと言うと、ダメなのです。

少しだけ出荷したら高値になりますが、たくさん作って出荷すると、暴落するのです。

やっぱり消費者に好まれる品種を作るのが大前提なのです。