スイートピー農家の農作業日誌

淡路島のスイートピー農家の農作業日誌です

今シーズンのスイートピー、種を蒔いて未だ1ヶ月程で、丈も30~50㎝ですが、もう蕾が付いています。

 

スイートピーは、3~5月に咲く花ですが、それを11月後半位から咲かせて販売する為に、2~5℃の冷蔵庫の中で約1ヶ月かけて発芽させます。

そうする事で、冬を越したと勘違いして、年内に咲くようになります。

 

こうした冷蔵処理して年内に出荷出来るのですが、困った事も有って、一つはもう蕾が出来てしまう事です。

放置すれば小さな花が咲いてしまいます。

花には凄く養分を使いまして、生育する分の養分が花に使われて、樹が大きくなりません。

出荷出来る2L(45㎝)以上のサイズになるまで、蕾を摘み続けなければなりませんので、手間が一つ増えます。

 

その手間をなるべく減らそうと、冷蔵期間を少なくすると、早くから蕾は出来ませんが、開花が遅れて来年になる確率が高くなります。

品種ごとに、年内に咲くギリギリの期間、冷蔵庫に入れます。

 

因みに赤:ジミーは2か月間掛けないと年内に咲かなくて、1ヶ月だと3月から咲き始めます。

咲き出した頃には出荷の時期は終わっています。